2014年7月。




俺がナンパを始めるキッカケとなった憧れの人。ナンパンマン皇さん。
『いつか皇さんと会うこと』を1つの目標とし、ひたすらナンパに明け暮れる日々を送っていた頃のこと。

流星道場に入門し、流星さんと出会った。そして流星さんのお心遣いをいただき、俺は皇さんと念願の初対面を果たす。


皇さんと出会った同日、俺はひとりの小さな女の子をナンパした。


その女の子はやがて、ナンパ師となった自分にとって初めての彼女となった。


今回は、その彼女こと【夏子】と過ごした一夏の思い出話です。









【夏子】
22歳JD 風俗嬢 (当時)













池袋駅東口にあるサンシャイン通り。
駅へと向かう方向に、ワンピース姿にイヤホンを耳にした彼女が歩いて来た。
彼女に声を掛け、横に並んで歩く。少し行くと横断歩道の信号が赤になり、歩みが止まった。
彼女としっかり顔を見ながら会話をし、少し冗談を交えた後、居酒屋へと入った。

この日は、彼女に門限があったこと、急遽皇さんに会えることになったことから、粘らずに解散。

後日、改めて彼女と会う約束をした。

今度は一緒にウチでDVDを観て花火をしよう。
俺と交わした約束を楽しみにしている彼女がとても可愛らしかった。



【それから約2週間後】

彼女とお台場へ行き、自宅にて準即。
翌日目覚めた俺は、彼女とディズニーランドへ行くこととなった。



彼女を大学の寮まで送り届けた後帰宅。
すると、彼女から『好きです』と、少し戯けた感じのLINEが送られてきた。


『お付き合いは出来ませぬか』



気持ちをストレートに伝えてくれた彼女との交際のスタートだった。




彼女は当時、風俗の仕事をしていた。
ディズニーデートを奢ってくれたことも、その仕事をしている要因が大きかったのだろう。


俺は過去に風俗嬢やAV女優と付き合っていた経験があった。


付き合いの終わりを迎える時はいつも同じ。相手を好きになり過ぎてしまい、バランスが取れなくなる。


ただ、今回はうまく付き合っていける自信があった。それは過去にもない今の俺の現状。



俺がナンパ師であるということ。



彼女は体を売っている。
俺は自由にナンパをしている。


俺がナンパ師であることを知らない彼女からしてみれば、彼女は自分の仕事のことを重く感じていたのかもしれない。
だから俺は、過去にも夏子と同じ仕事をしている子と付き合っていたから仕事のことは理解している。考えすぎないで良いよと伝えた。


『そのかし、客とは絶対ヤるな。』


少し嫉妬をしているような素振りで、最もらしい約束を彼女と交わした。
俺は皇さんと同じ考え方の部分があり、1人の女の子を誰かと共有することは許せない。
俺だけに入れることを許す女で無いならば、彼女として付き合っていく意味がない。




夏子からは、俺のことを好いてくれている気持ちがとても伝わった。
この子は俺との約束をきっと大事にしてくれるだろう。
キスをするだけで、本当に嬉しそうに笑う愛くるしい女の子だった。






付き合いが始まると、夏子がウチへ来る頻度はどんどん高くなっていった。
彼女は洗濯と掃除を率先してこなし、俺に好き勝手抱かれて帰っていく。


献身的で健気な一面に俺は惹かれていった。
強がりで意地っぱりなところもあったが、性格は明るく一緒に笑っている時間が本当に多かった。


ナンパを始めてから、こんなにも心が安らいだことは無かった。次第に俺はナンパに出撃することよりも、夏子との時間を優先するようになっていった。


そしてある日のこと。
俺のFacebookから元嫁を見つけられてしまい、バツがついていることがバレてしまった。


これは絶対に引くだろう。


そう確信していたのだが、彼女の反応は違った。


『不倫じゃないならあたしは大丈夫。』


その言葉に俺は驚いた。不倫とバツがついていることで、こうも反応が違うものなのかと思ったが、今思えばそれだけではなかったんだね。




【それから迎えた俺の誕生日。】

前日から彼女はずっと俺のそばに居てくれた。一緒にプールへ行き、夜にはケーキを買って2人だけの誕生日パーティーをした。
翌日は原宿へ行き、前から欲しかったJustin Davisのネックレスを彼女がプレゼントしてくれた。(余りに高かった為に自分も少し出しましたw)



彼女に何もかもを満たしてもらうばかりだった。



それから数日後。
夏子がウチへやってきた。
いつものように、ふざけて戯れていると彼女は黙り込んで何も話さなくなった。


『夏子どうした?』


俯いたままの彼女。
何かがおかしい。空気が変わったことを察知し、俺は後ろに回りこんでハグをした。


『なんか嫌なことでもあったか?ʕ-̫͡-ʔ』



彼女は深く大きなため息をつき、そして俺にこう言ったのだった。




『…ねぇ。ブログやってるでしょ?』












2014年夏②へ続く。