2014年03月




彼女に好かれることに成功した。


その結果は明らかだった。
毎日何十通ものLINEが来る。
俺が仕事が忙しくて返事が出来ないでいると、電話が鳴る。
彼女が暇をしている時には必ず連絡が来る。会う頻度がどんどん増えていく。
今振り返っても、よく対応してたなと思う。笑
それだけ彼女が好きだったんだろうな。


前回で書いた通り、彼女には特定の男がいた。
その錦糸町の男のスペックは当時で31歳。不動産業。年収1000万+。独身、一人暮らし。見たことはないがデブ(笑)

彼女を好きになる気持ちが高まる度に、その男へのライバル心も高まっていった。
俺は負けず嫌いな性格なのだ。笑

次第に俺は彼女を独占したいと思うようになった。
仕事終わりに彼女とご飯を食べに行き、俺が帰ろうとすると、まだ帰らないで!遊ぼうよグダが起きる。俺は次の日も朝から仕事なのに、寝ないで会社に行ったこともあった。

彼女は卑怯なセリフをよく使った。
『帰るなら錦糸町の男の家に行くから』
『会いに来てくれないなら錦糸町に行くから』

俺が既婚でもない、ただの一人暮らしをしている男だったらと何度も思った。

錦糸町の男が羨ましかった。
自分の家に彼女を連れ込める。俺は彼女とゆっくり過ごすにはラブホへ行くしかない。出費も当然のことながら増えていく。彼女と遊んでいて、彼女が財布を出して来ることは1度も無かった。

しかし頭と心の中は、既に彼女のことでいっぱいになっていた。好きな子に必要とされていると思うと、期待に応えたくなってしまう。完全に病気だ。
何年も恋愛をしていなかったことで俺は飢えていたんだろう。

彼女は仕事柄ピルを飲んでいる。毎回生でセクをしていた。生でやらせてるのは俺だけだと言っていたが、さすがにそれは信じていなかった。
そんな時、彼女が聞いてきた。

『ねぇ。子供出来てたらどうするの?』


俺は『そうだねぇ~。名前考えないとね~。女の子がいいなぁ~』とふざけて答えた。
彼女は俺に、『じゃあ離婚しちゃえ!子供2人の面倒もあたしが見るから!』と冗談のように言ってきた。お前が考える程、子育ては簡単じゃないぞと心の中では思ったが、じゃあよろしく♡と、適当に返事をした。

彼女は俺のことを1度も好きだとは言わなかった。俺はそりゃあもう好き好き言っていた。笑
人を好きになる気持ちがよくわからないと言っていて、めんどくさい女だなとも思った。
それでもバレンタインデーには、俺と錦糸町の男に豪華なチョコを買ってプレゼントしてくれたので、まぁ言わなくていいかなと思った。



そんな矢先の出来事。



彼女からの連絡が減った。
あれだけ一日中連絡をして来ていたのが突然減った。俺は動揺した。
今思えば、それは彼女の作戦だったのだろう。
彼女が仕事で稼げなくなっていた。
だから俺を店に来させる為に、そう仕向けたんだ。俺はそれでも彼女に会いに店に行ったが、この頃からようやく自分の病気を自覚し始めた。



俺はこのままだと本当にダメになってしまう。



先輩にも毎日注意されていた。
今の状態は尋常じゃない。異常だ。
会う回数を減らせと。そうじゃないと家庭が壊れるぞと俺の為にアドバイスしてくれていたのに、俺は耳を塞いでしまっていたんだ。何もかも彼女を優先すること、彼女の期待に応えてあげることで、愛情を伝えたかった。そしてその気持ちを少しでいいから返してもらいたかった。



俺は彼女にとってただの都合のいい男だ。



やっと分かった。俺は元の場所に帰らなくちゃいけない。そんな時に彼女から連絡が来た。
珍らしく、これから遊ぼうという誘いだった。いつも車で迎えに行っていたが、この日は家でビールを飲んでいたので、俺は電車で仕事終わりの彼女に会いに行った。
鶯谷の駅で合流すると彼女は、

『なんで車じゃないの~?もういい~あたし帰るわ~』と言い放ち、本当に帰ろうと駅の改札へと入っていった。

こいつに俺の気持ちは何ひとつ伝わっていない。ここで終わりにする決意が出来た。彼女を追いかけ、2人しか居ない駅のホームで最後の言葉を交わした。


『帰るならもう2度と会わない。これで最後にしたいなら帰れ。』

『あたしが居なくなっても大丈夫なの?』

『もう大丈夫な状態じゃないから終わりにするんだよ。』




ようやく別れを告げることが出来た。




俺は家に帰れなかったので、池袋の漫画喫茶にひとりで向かった。
しかし漫画喫茶は満員。外のベンチに座って、放心状態で空きを待っていた。
すると電話が鳴った。彼女からだった。




今日はどうしても家に帰らなくちゃいけない用事が出来たんだと言っていた。そんなことはどうでもよかった。俺は彼女に聞いてみた。

『実際俺のこと、どう思ってた?』

言いたくない。言いたくなくても言えし!と会話は平行線を辿り、ようやく彼女が折れた。

好きだったそうだ。やっと彼女の口から聞けた。俺はこの言葉をどれだけ言って欲しかったのだろう。加えて、俺の家庭なんか壊れたらいいのに。そしたら…と言っていたがもういい。俺はもう連絡しない。病を治さなくてはいけない。彼女と連絡を断つことでリハビリを始めなくてはいけない。

電話を切って、とても寒いベンチで独り眠りに就いた。今までの出来事がずっと夢の中での出来事だったような気がした。



それからも彼女は度々電話をしてきた。



俺は無視することはなかったが、こっちから連絡することは1度もしなかった。
やがて彼女からの連絡は完全に途絶えた。



1年後。



今年の3月に彼女と再会した。
俺が離婚したことをLINEで送ったら、久し振りに会おうという流れになった。
当然、昔のように彼女に固執することはもうない。
それでも彼女はやらせてくれた。
今の俺にとって、唯一のセフレと呼べるありがたい存在だ(^o^)/

彼女は今月からとある企業の正社員として雇われた。そして現在は、そこの部長と不倫している。笑
きっと入社も部長の力だろう。逞しい女だ!

俺は元風俗子と接して、今でも良かったと思っている。男として生きる喜びを思い出した。好きな女の居る人生が、俺にとって価値のあることだと知った。
決して人に認められるような生き方じゃない。先月から始めたナンパ活動もそうだ。それでも俺はこれから自分の好きな人生を歩んで行ける。自由でいられる。


俺は自分の力で人生を変えてみたい。


全ては元風俗子から始まった。


2013年春の出来事だった。完







2013年1月。
俺は彼女に好かれる為に準備を開始した。

まず、結婚してから全く服に興味がなくなっていたので、新しい服を買いに行った。
買いに行った場所は、かの有名なイトーヨーカドーである。笑
その中に出店している、高くも安くもないちょっと小洒落た店で服を買った。
カジュアルな感じで、これは勝負服になるなと思えるイイ買い物が出来た。


次にパズドラを始めた。


え?この人バカなの?wwww
と思った方も居ると思うが、そこは敢えて否定しないでおきます。笑
バカな俺の狙いは、話題作りだった。
ランクが20になるとフレンドにプレゼントが贈れることを予習したので、すぐにランクを20まで進めた。準備完了。


そして男としてのプライドを取り戻す為、彼女に戦いを挑んだ。


彼女に電話を掛けた。

来週の○曜日の23時に店行くから予約よろしく。終わったらご飯でも食べ行こう♪

彼女の最終枠に予約を入れたのは、仕事終わりのアフター狙いだ。予定があれば断るだろう。予定がなくてもきっとはぐらかす。その場合は、店で盛り上がればオッケーするだろうという魂胆だった。

案の定、ご飯は気が向いたらねぇ~という返事だった。

あとね。パズドラ始めた。プレゼント贈りたいからID教えて。と伝えると、彼女は喜んでIDを教えてくれた。

翌週、同僚と一緒に店に行った。

同僚には事前にアフターがあるかもしれないことを伝え、彼女がオッケーした場合は俺の車に乗って先に帰ってもらうようにお願いしておいた。アフターが無ければそのまま同僚の家に泊まる。

勝負服を着て彼女と対面した。
彼女の反応は、あれ?何か今日ちょっと違くない?程度だったが、悪い反応ではないなと思った。

彼女は口癖で『なんで?』を使う。
俺は全く関係ない話の時に、『お前のことが好きだからだよ。』と答えた。
彼女は照れていたし、効果はあった。
とにかく『好き』を連発してやった。

それからパズドラの話題で会話は盛り上がった。これ以上先に進めないの~!と言って俺にパズドラのデータを見せてきた。彼女は自分が可愛いと思ったモンスターだけでチーム編成をしていたので、先に進める訳がなかった。笑
こうやんねんで。と言ってチーム編成をしてあげると、じゃあそのままやってみてよと言われた。彼女は俺のパズル力に驚いて食いつきも上がってきた。笑

行き詰っていた所をクリアして、スマホを返した。
すると、彼女が何故か溜め息を漏らした。
どうしたの?と聞くと、嫌なことがあったらしい。それが何なのかは教えてくれなかった。
そして彼女は俺のことをじっと見つめて、突然とんでもないことを言いだした。


『ねぇ。海行きたい。』


ん?何?ちょっとよくワカラナイ。この子何言い出しちゃったの⁉︎と思った。笑
海は想定外だったので、同僚と一緒に来てるから無理!と言うと、同僚が何て名前の女の子に入ったのか教えてと言ってきた。

確か○○ちゃんだよ。と伝えると、すごい驚いていた。その子は彼女の1番の友達だった。偶然とは恐ろしいものだ。
じゃあ4人で海に行こうと言い出して、○○ちゃんにLINEを打ち始めた。
しかし返事は来ない。

当たり前だ。


だって今俺の同僚とプレイしてるんだからwww

時間が来て、キッチンタイマーが鳴った。
連絡するから外で待ってて~と言われ、店から少し離れたところに車を停めた。
同僚に、今日どうなったの?と聞かれたので俺はこう答えたんだ。

『くぼっち、俺たちはこれから海に行くことになるかもしれない。』

え?何?ちょっとよくワカラナイ。と言われたwww
うん。その気持ちすごいよく分かるよ。俺もさっき同じ気持ちだったから。さっきくぼっちが色んな意味で入った女の子が、行くって言ったら行くことになる。一緒に海に行ってくれるかなぁ~⁉︎
そう聞いてみると、


普通に嫌がられた(ノ_<)笑


海に行って何があるの?と聞かれたので、俺はそれを知りたいから行くんだよ。と答えた。すると、

いや俺は帰るから。と言われた(ノ_<)笑

同僚とそんな攻防をしていると、彼女から連絡が来た。

『友達も行くって言ってるよ~!どこに居るの~?』

はい。もう行くしかなくなった。
同僚に一生のお願いと取り引きを持ち掛けて付き合ってもらうことにした。

女の子2人を乗せて、まずデニーズへ向かった。同僚がさっき入った○○ちゃんの顔を見てみたが、結構微妙だった。笑
軽い自己紹介を交わしてご飯を食べて、深夜の江ノ島を目指した。そして着いた。とうとう江ノ島着いたぞー!と、無理やりテンションを上げて雨の中、車外へ飛び出した。するとそこは、

ただの真っ暗な海だった。笑

なんも言えねぇ。なんも見えねぇ。笑
どうしようもないので、すぐさま近くのラウンドワンへと移動した。そこでUFOキャッチャーとダーツをやって楽しんだ。意外と盛り上がって俺も楽しんでいた。笑
ラウンドワンを出て、彼女の友達の家が近かったので送り届けた。
彼女に、俺は同僚の家に行くけど来る?と聞くと、行く~!と答えた。その返事に1番驚いていたのは俺の同僚だった。笑
あの時は本当にごめんなさいw


外は大雨になってきていた。


同僚の家に到着し、皆眠さの限界だった。
同僚はベッドで就寝。
俺は同僚に買って貰った俺専用布団で彼女と一緒に寝ることになった。
腕枕をして、顔を見合わせた状態で頭を撫でていると、彼女が言った。



『今日はありがとう。』



感謝の言葉を初めてもらった気がした。
ワガママでメチャクチャな女だけど、その言葉を言えるなら俺は許せるなと思った。可愛いなと思った。
さすがにこの場でヤることは出来ないので、キスだけして眠りについた。

昼頃に目を覚ますと、外は大きな変化を迎えていた。その日の天気は、

とてつもない大雪だった。笑

彼女は今日も出勤で、錦糸町にある男の家に荷物があるからそれを取りに行きたいと言ってきた。しょうがないから送って行くことにして、同僚の家を出た。

駐車場に着くと、俺の車は完全に雪をかぶった悲惨な状態だった。笑
なんとか雪掻きをして車を走らせた。
勿論ノーマルタイヤなので、スリップの連続。彼女は楽しんでいたが、俺はプルプル震えていた。笑
道はどこもかしこも大渋滞。錦糸町までいつもなら10分で着く距離なのに、この日は30分走っても半分の距離しか進まない。車の屋根の雪が落ちてきてフロントガラスの視界を遮る。俺は何度も車を降りて手で雪を振り落としていた。手が冷たくなり過ぎて痛い。ズボンで手を拭いていると、助手席に座っている彼女が右手を差し出してきた。

俺はセクをする時以外で初めて、


彼女と手を繋いだ。


全く進まない車の中で、たわいない話をしながらずっと手を握っていた。明らかに距離が縮まっていることと、彼女からの好意を少し感じることが出来た。

途中にジョナサンがあったので、ご飯を食べることにした。食べている時以外、ずっと2人でバズドラの話とパズドラをしていた。笑
ご飯を食べ終えて、食欲と睡眠欲の二つが満たされた。残りは一つだ。よし。

『服も濡れたし寒いし、お風呂入りに行こう♪』

どこで?笑 と聞かれたので、錦糸町にいっぱいあんだろ~♪ と言ってラブホへと向かった。

同僚の家で生殺しだったので、2人でお風呂に入ってすぐに開戦した。そして変化に気付いた。

甘えてくる。彼女からキスをして来る。抱きしめて来る。これは、

彼女から好意を感じる。


相手の気持ちを感じると、不思議とセクも気持ち良さを増して来る。ジュニアも全然ガマンが出来ない。あまりに早い一回戦目が終了した。笑

また腕枕の態勢に戻り、彼女に茶化すように聞いてみた。

『今日はお金払おうか?笑』

『いらないよ♡』

そう答えた。


その答えが嬉しかった。同時に彼女のことを本当に好きになっていく自分に気が付いた。最初の目的は早くも達成されたようなものだった。問題はこれからどうするのか。

彼女は俺が既婚なことを知っている。
俺は彼女が色んな男と遊んでいることを知っている。しかもソープ嬢だ。
付き合うっていう選択は無かった。
俺と彼女は2人とも寂しがり屋だから。一緒に居ればそれが埋まる。タイミングが合う時に会えればそれでいいのかなと思った。


その日彼女は仕事を休んだ。
夜の21時頃までセク→パズドラ→セク→パズドラを繰り返していた。笑


ホテルを出た。
雪はもう止んでいた。
彼女は錦糸町の男の家に帰る。
俺は嫁と子供が待つ自分の家に帰る。


また連絡するね~♡と言われて、帰路へと車を走らせた。


今思えば、もうあの時から俺の心は嫁と子供の元へ帰ることが出来なくなっていたんだ。


彼女と過ごす以上の楽しみなんて、どこにも無かったのだから。



男として生きる喜びは、父親として生きる喜びよりも勝っていた。



だがしかし。



俺は彼女に心を壊されることになった。
先輩に異常だと言われるまでの精神状態になってしまう、破滅へ突き進む次回へと続く。( ິ•ᆺ⃘• )ິ









2012年の年の瀬。彼女と初めて店の外で会った。


俺は会社の忘年会終わりで、有楽町へと向かった。時刻は22時過ぎ。泊まりの確約はしていなかったが、こんなの楽勝でいけるだろうと高を括っていた。



少し遅れて彼女がやって来た。
軽く機嫌を取る為に彼女の吸っているタバコを買っておいた。さりげない優しさをアピールしたつもりだった。

『なんか~皆あたしにタバコ渡してくるんだよね~。』

少しイラっとした。ありがとうだけ言えばいいし、他の男の影をチラつかせてくんなよと思った。
しかしこの日は彼女が22歳の誕生日を迎えて間もなかったので、サプライズでプレゼントも用意していた。プレゼントを居酒屋で渡す。→彼女喜ぶ。→ホテル。今思えばこんな幼稚な計画だった。笑

イラっとした感情を押し殺し、居酒屋へと移動した。

彼女は少し飲んで来ていたのと、酒に弱いこともあり、ジュースを頼んだ。
いつの時も1人だけアルコールを飲むというのはテンションが上がらない。
それでもなんとか場の空気を盛り上げて、彼女にプレゼントを渡す雰囲気が出来た。


『俺がサプライズでプレゼント用意してたらどう思う?(ドヤァ』


用意したのは、黒猫が刺繍された尻尾付きハンドタオル。笑
(ネットで検索したら、最初に渡す無難なプレゼントに記載があった(^з^)-☆)


『これで手とか拭けんだぜ?(ドヤァ』


彼女はありがとうと言ったが、あまり喜んでいないのが軽く伝わった。笑
こんなんじゃ解散だろうと思ったが、ダメ元でホテル打診をしてみた。

『よーし。それじゃちょっとだけ泊まりに行くか~!』

すると意外にも彼女は『うん。』とだけ答えた。



なんだろう。何か違和感を感じた。



居酒屋を出て、タクシー乗り場まで歩いている途中、彼女と手を繋ごうとすると拒否された。こんな経験は今までに無かった。

ホテルの確約が出ているのに、好意が感じられない。鶯谷のホテル街を歩いていても、やれここのホテルは誰々と行ったとかお客さんと来たことあるとか、そんなシラケることばかり喋ってきた。

こいつはヤるのが好きなだけの女なのか?
それともヤるつもりは無くて、暇潰しの相手にされているだけなのか?

ホテルに着き、一緒にシャワーを浴びた。
どうやらヤるつもりはあるみたいだ。

間もなくベッドに入って開戦した。
普段はお店なので、勿論時間制限がある。
しかし。今は時間の縛りが何も無い。
好きなだけ彼女を弄ぶことが出来る。彼女が俺に好意があるとか無いとか、そんなの関係なく思えてしまう程に燃えた。寝るのも惜しんで、彼女とのセクで3回果てた。

翌朝目が覚めると、彼女が先に起きてパズドラをやっていた。俺は全く興味が無かったので、ふーん。という反応をして彼女が遊んでいるのを見ていた。

しばらくしてホテルを出る準備をしていると、彼女が何か言いたそうにしていた。
何?と聞くと、ううん。何でもない。と、何かを諦めたような顔をして答えた。


それから数日経って、電話がかかってきた。
俺は彼女に感じた違和感と、あの時彼女が言おうとしていた言葉を知ることとなった。




彼女は、俺と外でヤらせた見返りにお金をもらおうと思っていたのだと。




マジでショックだった。
あんなにモテていたこの俺が、こんな女に金としてしか見られていなかったのか。
これが今の俺の現実なのか?全くもって受け入れられない。男としての存在を彼女に否定された。そして途轍もない悔しさがこみ上げてきた。


そして俺は決意した。






この女を絶対俺に惚れさせてやる。





そんな復讐にも近いモチベーションが、俺の闘志に火を付けた。

傷付けられたプライドを取り戻す。
彼女の心を奪ってやる。




今になって思えば、なんてバカで幼稚な話なんだろうか。

俺は可愛い子供達へ注ぐはずだった時間と愛情を家の外へと向けたんだ。



欲望に狂い、破滅の道を突き進む2013年を迎えた。



やっぱり書ききれなかったので、次回へ続く。(・◡ु‹ ) ✧*テヘペロ









結婚して初めて浮気をした。


一夜限りの出来事や、コソコソ風俗に遊びに行くことはあったが、本気で誰かを好きになってしまった当時の話。




彼女との出会いは吉原だった。
2012年の夏。会社の同僚と2人で人生初の吉原へと出撃した。
50分17000円+指名料1000円。
安い!安過ぎる。

当時は錦糸町のヘルスによく遊びに行っていた。デリヘル経営の店がほとんどの為、毎回ホテル代がかかる。1回で2万程の出費だ。
俺は駆け引きをして、やらせてもらうことを楽しんでいた。お金は出さない。女の子を褒めたり、楽しい雰囲気を作って交渉をする。戦績は5人入れば3人がやらせてくれるような確率だった。その話を聞いた同僚が、俺のことを風俗王子だと呼び始めた。笑
今でも彼からは王子と呼ばれている。笑


交渉や駆け引きに飽きてきた頃。ネットを見ていたら安いソープを発見した。同僚と試しに行ってみようということで初めて吉原へと繰り出した。


店に着き、真剣に写真を選んだ。
少しのっぺりした顔だが、色白で21歳&ウエスト54と書かれていた1枚の写真に目が止まった。直感が働いた。


『若くて細いし、この子にする!』


それが彼女との出会いになった。



見た目はB-級。細い。想像していたよりも可愛くて喜んだ。
そして声と話し方に特徴があった。ぶりっ子とは違うが、やたら耳に付くアニメっぽい声。早口で自分のことばっかり勝手にしゃべる。笑
良く言えば、風俗嬢らしからぬ普通の女の子だと思った。


いざプレイが始まってみると、仰向けになって何もしてこない。
なんてマグロで、やる気のない女だろうと思ったが、攻めてみると味が出た。
くすぐったいよぉ~とか、もうヤダやめてよぉ~とか言って、めちゃめちゃ濡れてるという、素人にしか出来ないリアクションの大技を出してきたwww

風俗はいつも受け身から入っていたが、俺は久し振りに攻める楽しみを思い出した。
こんなに楽しい状況で、入れてもいい確約まで付いている。興奮度が増して行く。ジュニアも殺気立っていた。笑

プレイが終わり、絶対またここへ来ようと思った。結構出勤してると言っていたので、次の週の空いてる日に予約を入れてまたお店へ行った。待合室で待っていると、ボーイが申し訳なさそうに現れて、予想通りのことを言った。

すいません。今女の子から連絡があって、今日お休みになっちゃいました^^;

ざっけんなよwww
と思ったが、代わりに当店No.3の嬢の予約にキャンセルが出たのでいかがですか?と勧められた。写真を見てみた。

お。美人だ。
うんいいよ(^_^)と答えてすぐに了承した。そしてたまたま入ったその子が凄まじく良かった。10代の頃から風俗で遊んできたが、歴代No.1のサービス内容だった。
文句の付け所が何もない。写真ほどの可愛さでは無かったが、見た目はB級。俺より1つ年上で清楚なお姉さん系。明るい。話も聞き上手。50分で入ったのに最初に口で抜いて、そのあとにマットで本番もしてくれる。欲が全て満たされる。
俺はその人の人柄とサービスに魅力されて、ずっと指名して通い続けた。
話の主役である彼女のことは完全に忘れて、3ヶ月程が過ぎた。


どんなに美味しい料理もずっと食べ続けると飽きてしまう。そんな贅沢な悩みを抱えていた2012年の11月。たまには味を変えてみようと思った。

いつも店に行くと元風俗子の写真が置かれているのは、なんとなく分かっていた。
(予約で埋まっている嬢の写真はカウンターから下げられる)
ドタキャンもするしマグロだし、なんとなくあの子は人気が無いんだろうなと思った。
たまには入ってみるか。少しボランティア的な気持ちで彼女を指名した。

3ヶ月ぶりに対面した彼女は俺のことを覚えていてくれた。なんで来てくれなかったの?と聞かれたので、お前がドタキャンするからだろうと笑って答えた。すると彼女は、じゃあ次来る時はあたしに直接連絡してよ!!と言ってLINEのIDを教えてくれた。

当時は店の外で会ったり、遊ぶことは考えていなかったので、店に行く時だけ連絡をしてた。嫁にバレてしまうリスク。可愛い子供達の為にも離婚は出来ない。それが理由だった。

彼女を指名して、また久し振りに攻めにまわることになったが、やっぱりこの子とのセクは相性がいいなと思った。

お気に入りの子と彼女を交互に指名して店に行くようになった。
毎月の風俗遊びに10万近い金を落としていた。そんな中、変化が生まれた。

いつもの同僚と、会社の先輩と3人で吉原へ行くことになった。

そして先輩が躍動する姿を見てしまった。
初めて付いた24歳の子と生でセクして連絡先交換をして、後日デートをするという、G難度の離れ技を次々と見せ付けられた。
俺よりひとまわり年上。既婚。子供もいる。なんて凄い男だ!と思った。闘争心に火が付いた。負けたままではいられにゃい。

元風俗子に駆け引きをしてみた。
あと何回来たらこのゴムみたいな邪魔なの外していいの?(^з^)-☆
10回来てくれたらイイよ!と言われた。
じゃあもう5.6回来てるから、あと5回だ!(本当は3回目。笑)
これから10回だよ♡と言われた。
その日はダメだったが、次に店に行った日。
全力で彼女を責め続けた。風間は前戯の鬼と化した。明らかにいつもより感じている。声も弱々しくなっていく。濡れたぎった彼女の中にジュニアを沈めて、密着した彼女の耳元で呟いた。


『…ゴム外していい?』


彼女は、え…どっちでもいい…と弱々しく答えた。俺は光の速さで一度ジュニアを抜き、ゴムを右手で真上に引き抜いてまたすぐに彼女の中へ戻した。(この間わずか1秒w)


久し振りに生でしたセクは別次元だった。
ジュニアを締め付けていることをリアルに感じる。気持ちよすぎてすぐに果てそうになる。彼女のリアクションも全然違う。いつもより吐息が激しくてやらしい。体をくっ付けたがってくる。いつもより可愛く見えてくる。

まるで好きな女と行為をしているような、心まで満たされるセクだった。


そして彼女から、今度一緒に遊びに行こうよと誘われた。ようやく先輩と肩を並べられたと鼻を伸ばしていた。


しかし。全てはここから始まった。
俺の人生の歯車は、ここから加速して狂っていった。彼女に心と時間を奪われていく。正常な判断が出来なくなっていく。



そんな元風俗子との物語はもうちょっとだけ次回へ続く。







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